いよいよ梅雨がやってまいりました。ブログ書いてる僕の部屋は北向きの角部屋だからか、熱帯雨林のような湿度に見舞われます。ジャブローに住んでるロールプレイで問題回避というバカをやってた10年前、
放置してたら壁紙にカビ生えましたww
ここまでのジャブロー気分はさすがにマズいです、草生えちゃいますねw
壁紙のカビを放置してると、肺に悪いので超危険です。デンジャーデンジャーデカルチャー!
居間は涼しいんですけどね・・・
今年も除湿機の出番です。洗濯乾燥には使ったこと無いですが(汗)
前回の「アナログとデジタルの違い」が過去最多アクセスでブックマークもたくさん頂きました。得体の知れない電波ブログだというのに、ありがたい限りです。
で、調子に乗って次は盛大にコケるというのが残念な僕らしい美徳です、きっと。そこで、除湿機2タイプの構造をわかりやすく(!?)説明してみることにしました。
除湿機の構造とか、
「アナログとデジタルの違い」のようなニーズが無い
と思いつつも、そんなことはどうでもいい思いついたら即暴走の信念で。これから購入検討されてる方が居ましたら、微塵の粉塵ほどの役に立つかもしれません。立たないかもしれません。
チラシやホームページを見ると、「コンプレッサー方式」と「デシカント方式」、両方を併せ持った「ハイブリッド方式」なんて書いてあります。
表現がフレンドリーじゃないですよね。僕も除湿機は専門外ですけど、方式の違いを説明してみます。アナログとデジタルほど冴えてないと思いますが!
コンプレッサー方式
その名の通り、コンプレッサー(圧縮機)を使います。
何で圧縮?
What's Asshuku??
それはAsshuku超Cool!! Yah!
(Coolだけにサムいですね・・・)
1.ボールに空気を入れる
超頑丈で破裂しないボールにめっちゃ空気入れます。無茶な圧力(気圧)になっても気合入れてどんどん空気入れます。
気圧が上がると、ボールの中の温度が上がります。さながら朝の山手線。超満員乗車率で熱気が立ち込めてる感じです。
2.ボールを冷ます
うちわで扇いでボールを冷やします。少なくとも気温と同じ温度までは冷えるはずです。
3.栓をはずす
気温と同じ温度までボールが冷えたら、栓を外して空気を抜いてみます。ボールの中の高気圧の空気が外に噴出すに決まってますよね。ボールがロケットのように飛んでいかないように、しっかり抑えてます。
このとき噴出した空気は冷たいです。何で冷たい?かというと。
山手線ラッシュのごとく「気圧を上げると温度が上がる」を説明しましたが、逆転の発想をしますと、
気圧を下げると温度が下がる
ということになります。
山手線からホームに降りると涼しく感じる・・・みたいな?
そのまま気圧を下げても上がった温度が元に戻るだけですが、
「うちわで扇いで冷やしたボール」の栓を抜くので、
気温よりも冷たい空気になる!
という訳です。
スプレー缶をずっと噴いてると缶が冷たくなる、ひんやりスプレーで冷気が出るとか同じ理屈です(気化熱とか難しいことは置いときます)。
で、これがどう除湿に繋がるか?といいますと。
梅雨時に冷たい飲み物を部屋に置いておくと、コップの表面に水滴が付きますよね。
「結露」です。
「冷たい空気(※)」で「結露」を起こし、水滴にする
これが「コンプレッサー式」除湿機です。考えた人頭いいですね。
(※)実際には空気ではなく、主にフロンガスを使います(冷媒)。空気だと効率悪いです。フロンなら液体にまで圧縮できますし。気体になったときの気化熱で更に熱を奪います。
フロンガスを漏らさないように、「ボールの空気入れ」から「栓を抜く」までの工程を全部密閉空間で行い、「冷気」だけを外に伝えます。鉄パイプの中でやって冷たくしてる感じです。
エアコンも同じ構造で、空気入れとうちわで扇ぐ工程を室外機、栓を抜く工程を室内で行うと冷房になります。
コンプレッサー方式の欠点
この方式の最大の問題は、結露しないと除湿できないという所にあります。つまり、
気温が低い冬場はうまく除湿できない
です。僕のコンプレッサー式除湿機は、冬場はマトモに機能しません。65%位の湿度じゃ全く下がらないです。
また、うるさいとか重いといった欠点もあります。デシカント方式ほどではないですが、それなりに暑くなります。
先日の角部屋の状態。
気温20℃
湿度86%
ひどいもんです。
コンプレッサー式除湿機を動かした後です。
気温29℃
湿度49%
ちょっと除湿しすぎですね。PCつけたり外気温も上がったりで除湿機だけの温度上昇ではないですが。湿度60%あたりで止めておけば、+5℃位だと思います。
デシカント方式
乾燥剤を使って除湿します。コンプレッサー方式と比べて静かです。パックで売ってる湿気取りに似ています。
1.乾燥剤を撒く
乾燥剤を使って部屋の湿気を集めます。
2.蒸気を集める
湿気で使えなくなった乾燥剤をやかんに入れて火にかけて、水分を蒸発させます。
※例え話です、実際にやらないでください!
「蒸気(湯気)」が出てきますが、逃がしたら除湿の意味がありません。蒸気を全部つかまえます。
3.蒸気を冷ます
蒸気が冷めると「水滴」になります。
煮物の鍋が冷えるとフタに水滴が付いたり、風呂場を開けっ放しにしてたら洗面台の鏡が水滴だらけ、みたいな話です。
これが「デシカント方式」の除湿機の仕組みです。除湿した乾燥剤をヒーターで加熱して、蒸気を冷まして水滴にします。乾いた乾燥剤で再び除湿。
コンプレッサー式が「冷却」で除湿するのに対し、こちらは「加熱」で除湿するので、冬場でも性能が落ちません。駆動音も静かです。
デシカント方式の欠点
夏場は結露が得意なコンプレッサー方式に劣ります。また、ヒーター使うのでかなり暑くなります。夏場は地獄かも。それに伴い電気代高いです。
ハイブリッド方式
夏はコンプレッサー、冬はデシカントを使おうというブルジョワ向け除湿機です。お高いです。
1台買うならどれがいい?
主に除湿したいのは梅雨時~夏場なので、個人的にはコンプレッサー方式1台でもいいと思います。冬場に思わぬ湿度上昇が無いとは言えないですが、暖房付けて低湿度になることが多いので。
暖房つけない部屋での衣類乾燥で通年で使いたい場合は、デシカント方式やハイブリッド方式の検討をするのも良いんじゃないでしょうか。
長くなりましたがこんなところで。お付き合いありがとうございました。
以下、購入参考リンク。
僕はこれよりだいぶ古いですが、東芝の使ってます。主にコスパで選んだ感じでしたが。
かなり高価ですけどダイキンは性能いいです。設備系や軍需系のノウハウ多いからか、消費電力や騒音はちょっと大きめな印象。
他社の”あやしい”滅菌効果と違って、ダイキンは効果が証明されてたと思います。病院でもダイキン製使っている所多いですね。
ダイキン(DAIKIN) 除加湿清浄機「クリアフォース」 ホワイト ACZ65M-W
- 出版社/メーカー: ダイキン(DAIKIN)
- メディア: ホーム&キッチン
- クリック: 9回
- この商品を含むブログを見る