大相撲春場所です。もう半分以上終わってしまいましたが。年六場所もあるから結構いつもやってる気しません?15日もありますし。
六場所はそれぞれ通称が、
初場所、春場所、夏場所、名古屋場所、秋場所、九州場所
と名付けられています。
初春去り 夏の名残に 秋九月
覚えやすいですね!今思いつきましたが別に起源は主張しません。
さて、大相撲と聞いて何を連想します?八百長日本の伝統芸能であり伝統競技、と考える人が多いんじゃないでしょうか。「国技館」でやるのに国技じゃないとか、重箱の隅が美味しいです。
この伝統芸能かつ競技というダブルスタンダードが、色々と面倒を起こしている気がします。
大相撲の伝統芸能の側面
「土俵というのは危険な場所。心身鍛えた力士ですら塩で清め儀式をする必要がある」
大事な伝統行事です。女性が土俵に入れないことの論争もありましたが、ただのスポーツだったら差別です。
屋根からさがる4色の房は、(昔の)中国の四神信仰から来ている方角の神様(ガルダとかアウドムラとかじゃないです)。
格付けの「東上位 西下位」は、神様を北に見立てると右が東になるということらしいです。
あとは土俵で力士同士の激しい取組みを見せて、邪気を払うとか聞いたような覚えがあります。
ともあれ奉納儀式要素がてんこ盛りです。
大相撲の競技の側面
勝ち負けが有る以上は競技なのですが、非常に微妙な点が多く見えます。
開始の合図はお互いで適当に決める
審判が開始の合図をしません。両者が呼吸の合ったところで立会いです。他の競技では無いですね。
「制限時間一杯となりました」良く聞くフレーズです。これは中継時間の18時までに終わらなくなるという理由で後付されたので、時間一杯になったら立会いをするという意味じゃないです。3分もしくは3度の立会い、が制限だったと思います。3度目の立会いでパフォーマンスする力士とか、時間前に立ち会う気ゼロです。
※戦前とか深夜0時過ぎても終わらないことあったらしいです、おそろしや
レギュレーションが不明瞭
「張り手をするのは横綱らしくない」「横綱の顔を張るのは無礼」
格式が求められます。
「立会い変化で横っ飛び」
ルール上問題無いのに会場大ブーイングです。親方にも怒られて微妙です。
また、 立会いの手つきの判定がすごく適当です。フェイントしたり、実際につかなくても大関だと許されて成立扱いとか。下位力士から先に手をつくのが作法になっているのもフェアじゃないですね。
結局、力士の品格に委ねるという曖昧なレギュレーションが全てっぽい気がします。武士道ですね。ブシドーブレード。
結局大相撲は芸能なのか競技なのか?
相撲協会がダブルスタンダードで、「伝統芸能の品格」と「競技のルール」をごちゃまぜにして、都合でこの両者を使い分けている気がします。割り切れない面もあるのが大相撲なのかもですが・・・
個人的には、
面白ければそれでよし
ですかね。適当なオチですいません。結局のところ大相撲好きなんです。
関係ないですが臥牙丸関は取り組み前に準備運動しないそうです。曰く
塩撒きが準備運動だから問題無い
らしいです。惚れたぜ兄貴。
「初っ切り」見たこと無い方は是非一度どうぞ
地方巡業での初っ切りを撮影した動画のようです(TVの不正UPじゃなさそう)。年六場所の中継しか知らない人にはカルチャーショックかも?。
千原ジュニアも大絶賛!初っ切り!!(第37回日本大相撲トーナメント) - YouTube
ハプニングも技のうち?初っ切り!(Shokkiri,comic sumo)(平成26年さいたま巡業 Grand Sumo Tour in Saitama 2014 fall) - YouTube
相撲の禁じ手を面白可笑しく説明するのが始まりだそうです。毎年2月に開催されているNHK福祉大相撲はテレビでも毎年放送されてて、初っ切りも楽しめます。スリッパで叩いたり水掛けたりとか!。(今年は放送終わったばかりかな、タイミング悪かったですね・・・)
ありがとうございました。