ニワトリとタマゴ 重箱の隅の戦い

重箱の隅をつつくような、どうでもよさそうな細かい話やネタ話。おもいついたら即暴走。

トーナメントにおける運の重さ

「運も実力のうち」という言葉があります。宝くじのように運に全てを託すものは勿論、勝負事にも運はつきものです。どれだけゴールを決めてもノーカンなサッカーの試合とか、屋内施設なのにコートチェンジしても常に逆風になるバドミントンの試合とか。

そんな中で、捏造でない運の場合はトーナメントの組み合わせ運があります。1回負けたらサヨナラのトーナメント。ちょっと思いついたパターンを書いてみます。

 

8人の侍

 8人勝ち抜きトーナメント開催

8人で戦う妄想トーナメントです。バカは何つけても治りません。

 

勇者LV5(勇者補正無し、ポスター最強ビームサーベル)

戦士LV99(包丁とエプロン、買い物袋で武装)

武闘家LV50(荒ぶる鷹のポーズ)

魔法使いLV50(足なんて飾りです、偉い人にはそれがわからんのです)

僧侶LV20(はよーーーツラーーみせーーーーい!!)

商人LV30(会社の金つかいこんじゃったんだよ・・・うん。300万円)

遊び人LV1(残念生物)

賢者LV75(はぐれメタル募集中)

 

 こんな8人で戦います。普通に考えれば、勇者と遊び人がほぼ即死確定、僧侶と商人はうまく行けば1回くらい勝てるかも?ニワトリとタマゴは結構頑張りそう、どっちが先かはわからないけど。戦士と賢者が優勝候補か?といった具合に見えますね。

しかしそこはトーナメントの恐ろしさ。

運の大きさが半端じゃありません

 

トーナメント結果発表

 理不尽な組み合わせの結果、こうなりました。勝負は無情です。

理不尽トーナメント

勇者LV5 2回戦敗退よく1回戦勝てましたね

戦士LV99 優勝(予想通り)

武闘家LV50 決勝敗退(よくがんばった)

魔法使いLV50 2回戦敗退(こんなもんでしょう)

僧侶LV20 初戦敗退(運がよければ1回くらい勝てたかもね)

商人LV30 初戦敗退(上に同じ)

遊び人LV1 初戦敗退(確定的敗退)

賢者LV75 初戦敗退(優勝候補がなんで!?)

 

トーナメントの恐ろしさです。まず勝ち目の無い勇者LV5が、唯一自分より弱い遊び人と1回戦に当たるという強運により、2回戦進出です。3位決定戦をやれば魔法使いLV50が相手なので勝てないですが、ビリから2番の勇者LV5が4強入りという実績を手に入れます。

一方の賢者LV75は、勇者LV5とは反対に、唯一自分より強い戦士LV99と1回戦にあたるという運の無さにより、初戦敗退です。強さ的に見れば1回戦が決勝戦のようなものですが、トーナメント上ではただの1回戦にすぎません。かくして初戦敗退の弱者認定です。

優劣を測るという意味では完全に失敗してます

でも時間や体力の問題もあるし、見るのもやるのもキツそうです。 

 

柔道やレスリングの敗者復活ルール

柔道やレスリングの試合(国際試合とかオリンピック限定?)だと、敗者復活トーナメントがあります。今は昔とルール変わったような覚えがあるのですが、

4強と戦って負けた人は敗者復活トーナメントに参加できる

 だったと思います。初戦負けした人でも、相手が4強だったから負けただけで、実は強いかもしれないよね?というトーナメントの理不尽の穴を塞ぐ措置です。だからオリンピックで柔道に銅メダル2個あるんですね。

このルールを今回のトーナメントに2強だけで適用すると、賢者LV75vs僧侶LV20の敗者復活戦となり、賢者が銅メダル貰えることになりそうです。とはいえ、本来2強になるはずの賢者LV75は、敗者復活しても銅メダルが限界です。初戦敗退よりはマシですが。

 

 まさしく運も実力のうち

この例ではLVという数字だけみて勝敗をつけたので、大分現実とは違います。しかしながら賢者LV75の場合は、実力者にもかかわらず

数字上の全力を出したとしても初戦敗退確実

という事実があります。「組み合わせ」というカオスがポテンシャルを封じ込めてしまった形です。戦士LV99以外なら、誰と当たっても勝てたのにね。

現実にこういったことがあると思うと怖いものですが・・・

遊び人LV1のぼくには関係ないですね!

 

ありがとうございました。

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