ニワトリとタマゴ 重箱の隅の戦い

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ラノベをバカにする層の心理を3パターンに分けてみた

トピック「ライトノベル」について

 

あまり読まない方ですけど、ジャンル的には好きな部類です。カテゴリに関して興味があったので、ちょっと書いてみました。
個別タイトルを語れる程ではないので、拾い上げた「よくある」と思える共通点をメインに。

好きだけどバカにする層

基本的にはラノベというカテゴリが好きな層。

  • 叩くという行為そのものが楽しい。一時的に目的にすり替わりこそすれ、読んだ上で叩く。好きだからこそ叩く。獅子の子落とし。叩く一環でバカにする。

 

  • 叩くことで、大昔の「ガンダム叩き」のようなコミュニティとしての一体感が得られる。(若い方、意味判らなかったらすいません)

辛辣にバカにすることもあっても、本質的には肯定派。

 

読んだ上で嫌いになってバカにする層

 明確な理由があって、嫌いになる(バカにする)層。合わない理由になるのは、以下のような要素がある場合が多いかと。

  • 主人公の個人的な願望実現やウサ晴らしに対して、読者に同調を求める。苛められっ子が突如特殊な力を手に入れる、突如主人公を中心としたハーレムが形成される、等。「突如」なので必然的な過程は無い。世界観、人物相関共に過剰なまでに主人公が世界の中心。

 

  • 物理的でもそうでなくても、「俺つえー」といった、超人的な能力により常に勝者。借り物の力でごく個人的なウサ晴らしをしても、のび太君のような因果応報で終わることは無い。一時的な応報があれど、必ず主人公が勝者になる。

 

  • ストーリーの枠を超えて、キャラクター単体に性的価値観が付与されている。いわゆる「萌え」。単に「かっこいい」や「かわいい」といった感情ではなく、恋愛感情や性的欲求の対象として認識。

これは良し悪しとかレベルが高い低いといった話ではなく、単に方向性に共感できるか否か、かと。したがって、共感すればハマるし、できない場合には意味が理解できない(キモいとか)。別のタイトルに再挑戦しない、もしくはしても挫折したりと、この過程でバカにする側になった場合は、完全に否定派。特定の作家が苦手、一部のジャンル、例えば学園ラブコメが嫌いとかではなく、「ラノベ」という大カテゴリ全部が拒否対象に。

 

まったく読まずに嫌ってバカにする層

思い込みだけで自分の中で価値観が形成されている。もしくは間接的に悪いイメージを持ったことによって、手に取ることなく嫌う。世間話程度の軽いノリでバカにしてるだけの人も多い。

  • 単純に食わず嫌いしている。自分が興味を持っていない=程度が低い物、という主義。しかし何かのきっかけで支持層になることもある。

 

  • 過剰な布教活動をしたり異常な執着をもってる人に遭遇してしまった。その印象がラノベという媒体を形成するイメージにリンクされている。ジャンルに興味が無い人にとっては迷惑だったり、不気味に見えたり。

結果、興味の無い人から見ると、「ラノベ」というジャンル分けがそのものが、更なる特異なイメージを作り出し、隔離感を助長している。嫌われる。バカにされる。

 

まとめ

 よく言われていることですが、カテゴリとして定義されている幅が広すぎるかと。疲れている時でも読む気になる、寝る前に少し読む(徹夜フラグもありますが)といった低いハードルでライトに読める物。ハードカバーでもいけるのでは?と思う物。「読んだ上で嫌いになってバカにする層」で例にとったような、読み手を選ぶ方向性の物まで、多岐にわたっています。更に細分化していけば、すごいことに。ただ、明確に分類する手段があれば、誰でも何かしら自分に合うラノベを見つけられそうな気がするだけに、残念にも思います。(あまり数読んでないので偉そうなこと言えませんが)

 

 詩集と随筆を比較して優劣をつけることはないですよね。いわゆる「物語」ではあるけど、別の新興ジャンルとして認知してもらった方が良いのかも?と思ったり。「novel」ってくくりのせいで、文庫本と比較される気も。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

 

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