ニワトリとタマゴ 重箱の隅の戦い

重箱の隅をつつくような、どうでもよさそうな細かい話やネタ話。おもいついたら即暴走。

謝罪会見の定番「ご心配とご迷惑」

久しぶりの電波記事でございます。超偉そうですいませんすいません。自分のこと棚にあげるの世界一得意です。

先日、東京MXテレビがドローンを英国大使館に落とした時の謝罪会見。

「ご心配とご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ありませんでした」

録音したかの如く定型フォーマットの第一声。別にMXに限らないですが、いつも気になって仕方ないフレーズです。何故かと言えばほとんどの場合、僕にとっては

迷惑こそすれど微塵も「心配」していない

と感じるから。

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 マウスで描いてみました。タブレットと変わらないかもしれません(笑)

その昔PC98時代、タブレットは高すぎて(安くても7万近かった覚え)、スキャナも20万円位。貧乏学生組の取った手段は、サランラップにマジックで転写したものをディスプレイに貼ってマウスで描く、通称「ラップスキャン」。今のディスプレイじゃラップ貼れないですね(笑)

※ラップの静電気は半端ないので精密な電子機器を破損する恐れがあります。当時のCRTディスプレイは静電気の塊みたいなもんだったし問題無かったですが。

迷惑と心配の勘違い

MXの件だと、他国の大使館にドローンを落としたということで国際問題に発展してしまった場合、日本国民が受けるのは「ご迷惑」。直接的な迷惑は無くとも、自国内の失態を広く世界に発信されるわけですし。

一方、株主や関係者、その家族に知り合い等、行く末を案じて「ご心配」してくれる人もいるでしょう。しかし大多数の人は別に心配なんかしない筈です。する理由が無いので。したがって公共電波を使う記者会見で言う言葉じゃない気がします。

きわどい所としては、

  • 大使館にドローン落としちゃってこの先日本大丈夫か?心配だ
  • MXの深夜アニメ放送に影響無いか?心配だ

みたいなケース。とはいえ、これは元を辿るど、迷惑に起因する「不安」が発端の「心配」であり、厚かましくも当事者自らに

「ご心配をおかけして・・・」などと言われる筋合が全く無い

と思っているのですが・・・僕が重箱の隅人間だからでしょうか。

この言葉が出てくる裏にあるのは、

心配して貰える立場に居ると勘違いした上、当事者意識が極めて軽薄

そんな状況認識じゃないでしょうか。ちょっとした言葉からも人の裏面が見えてしまうとか超コワイ。僕が勝手に妄想広げてるだけかもしれませんが!よくあることです。財布拾った時のヤ○ザとドラム缶の話みたいに。

 

ヤ○ザとドラム缶の妄想話

 

 

「ご心配」が適切なケース

芸能人やその事務所が、個人の病気や怪我による会見を開いたのなら、「ご心配」という言葉を使う意味も理解できます。ファンは心配するでしょうから。反面、組織を代表としての会見で「ご心配」という言葉を使われるとイラっとします。株主総会なら正しい場合もありそうですが。

他にも、突然の怪我や病気で、友達に丸一日付き添った時とか。

「マジ迷惑かけた、スマン!」

と言われても、こういう事態は当然ながら、

心配こそすれど微塵も「迷惑」していない

と思うはずです。

例外は・・・これによって大根やBNNの特売を逃してしまっていたら、少しは「迷惑」するかもしれません。器が小さすぎますね。それとも大根やBNNのポジションが高すぎるのでしょうか。残念です。

※BNN・・・バナナの略

 

久々のクソ偉そうな記事ですいませんすいません。ご迷惑をおかけしましてすいません。

 

ありがとうございました。

 

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