ニワトリとタマゴ 重箱の隅の戦い

重箱の隅をつつくような、どうでもよさそうな細かい話やネタ話。おもいついたら即暴走。

NHKの詐欺被害注意コーナーが胡散臭い件

夕食事時にたまに目にするNHKのニュース番組のコーナー。「STOP詐欺被害私はだまされない」でしたっけ。見るたびにこのタイトルが気になります。

      小保方さんに似てるキャスター

こんな感じのコーナー。このキャスターさん、どことなくビジュアルが小保方サンに似てる気がするのって僕だけでしょうか?

深夜の通販番組に学ぶ人間の心理

 CMのあとすぐ!とかいいながら違うコーナーになるバラエティ番組並ですが。深夜によくある通販番組です。お約束の常套句として、

100セット限定の特別価格。30以内のご注文だと送料無料、買うなら今!お急ぎを!!品切れの場合はご容赦ください!!

とか言ってます。

100セット限定30分無料急げ、トドメに品切れ御免と、時間的猶予が無いことを徹底的にアピールすることにより平常心をそぎ落としてます

後で冷静に考えれば、いらないと思う場合が殆どですが、平常心をそぎ落とし、冷静に考える時間を与えないことで、つい思わず買ってしまう算段です。詐欺じゃないですけど結構グレー。

 

詐欺の基本手口を助長しているタイトル

NHKのコーナーの話に戻ります。事例や対策紹介等、番組の作りはまだ良いのですが、

私はだまされない

っていうキャッチ。「自分は絶対大丈夫」という心理を植えつけるこのフレーズが非常に危険。

先ほどの通販番組の例と同じで、詐欺の手口は、冷静な判断力をそぎ落とすことがキモでしょう。会社の金落とした、取引がある、あと30分、どうしよう助けて!

大量の情報を一気に流し込み、更に時間の猶予が無いことをアピールします。しかも通販番組と違って電話という双方向通信をしている以上、慣れた詐欺師は逐一平常心をそぎ落とすスキルを使ってくるでしょうね。

この「私はだまされない」という心構えだと、こうした怒涛の情報攻撃で冷静さを失ったら最後、おそらく騙されることになるでしょう。頭が冷えてから気付いても手遅れです。短期決戦なので。

 

騙される可能性があることを忘れずにいる

対策した上で、「自分は大丈夫」ではなく、「騙されるかもしれない」ことを自覚しておくのがいいかと。そのことで、冷静さを失って自分の中の1層目セキュリティを突破されても、その中に二重、三重のセキュリティを備えることができます。

自分は大丈夫!と思っていると、1層目突破された時点で陥落確定です。

 

なんでこんなに細かく書けたかといますと。

冷静さを失ってひっかかりかけたことが過去にあるからです。テへ。

最も電話じゃなくて、

エロサイトのワンクリック詐欺

でしたが!

「契約完了10万円、身に覚えが無い場合は以下に電話を」

って感じの表示で、焦って電話しそうになりましたが、

IPだけで金銭授受の契約とれる訳ないじゃないの

と冷静さを取り戻し、放置したのですが。焦って電話かけてしまったら、自分から罠に飛び込むようなもんです。

 

というわけで、平常心を奪う巧妙な手口なので、油断禁物です。ご注意をば。

ありがとうございました。

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