ニワトリとタマゴ 重箱の隅の戦い

重箱の隅をつつくような、どうでもよさそうな細かい話やネタ話。おもいついたら即暴走。

ベルリンの壁を勘違いしてました

嘘ベルリンの壁

ベルリンの壁ってこうだと思ってました。という訳で今日はベルリンの壁の話です。

長大な「妄想版」ベルリンの壁

 コーエーのゲーム「大航海時代」しながら社会科地図帳を見た以外、地理に取り組んだ記憶の無い僕の「ベルリンの壁」の認識は、この図の通りでした。

南北876kmを分断する長大な壁です。

これが一晩で鉄条網とはいえ封鎖されたなら、とんでもない工作力です。

万里の長城は現存3000km、総延長12000kmらしいですけど、数字盛るの大好きな国だし実際はどうだったんでしょう。現存部分はさすがに本当でしょうけど。

壁の問題以前に、そもそもベルリンの位置すら間違っているという有様です。残念です。

 

 実際のベルリンの壁

本当のベルリンの壁

実際に近い図・・・の筈なのですが。また何か変な魂宿りました

ロビンマスクが溶けたみたいになってます。

抽象画家になれますかね?

冗談はさておき、字が無いと意味不明なので画像の上げ直しです。

 

ベルリンの壁説付き

 赤が東ドイツ、緑が西ドイツです。米、英、仏、ソ(1991年に自己破産)の4カ国で分けた上で、戦争が趣味なソ連が冷戦始めた影響で、こういう地図になった訳ですね。フランスは分け前がちょっと少なかったようです。

遺産相続ですらトラブル起きる

そんな世の中です。領土割譲ともなると「仲良く四等分」は到底無理だったと見えます。

イギリス領地にある十円ハゲ一円ハゲアメリカ領地です。実の親にすら譲れない極上物件だったんでしょうか。

ロクに調べもしないで書いてると妄想が尽きません。

 ちなみに十円ハゲがブレーメン、一円ハゲがオルデンブルクです。

 

妄想しすぎて肝心のベルリンを忘れてました。右上にある目玉の所がベルリンです。

ここは先の十円や一円以上に人気が高く、最初の4分割であればソ連の領地になりそうです。ですがソ連だけにベルリンをやるなんてとんでもない!といった雰囲気か、

ベルリン内を更に4国で割譲する

となった顛末です。

 

ベルリンの壁の建設

ソ連がおとなしくしている筈もなく、あの手この手で挑発してきます。勝手に大量の紙幣を印刷してドイツにボコられたウサを晴らす戦時下の損失補填を図れば、西側が新紙幣を発行して旧紙幣を紙クズにされたり。インフレだけ残ってみんな西へ脱出です。ただでさえ、いつコルホーズ送りになるか分からない生活水準きつかったのにね。やることなすこと裏目に出て人口流出が止まりません。そこで東ベルリン封鎖のため西ベルリンを壁で囲ったのです。昔からロクなことしませんね。

ほんの半日で有刺鉄線での封鎖を完了するという無駄に高い行動力を発揮したので、ちょっと買出し行ったら帰れなくなった、とか迷惑な話です。最終的には総延長155kmの壁が二重に作られてしまいました。 図の青い線がベルリンの壁です。

僕の勘違いの壁と比べたら大分短いですが、それでも155kmで二重です。

 

西ベルリンの孤立化

元々ソ連領内の「島」だった西ベルリンですが、本当に陸の孤島になってしまいました。途中下車不可の鉄道や、アウトバーンで本土との往復は出来たものの、

制限時間以内に移動しないと逮捕する

とか条件付けた上で、

高速道路でスピード違反の取締り強化

更には

気分次第で通行止め

という他重の嫌がらせを行い、徹底的に金を搾ります。外国人が西から東に正規に入国しても、

  1. 有り金全てを強制両替
  2. 帰りの両替不可

という搾取っぷりです。北朝鮮とかどうなんでしょうか。行ったこと無いんで・・・

あ、ドイツも行ったこと無いですけどね。

 

ベルリンの壁の崩壊

 近隣国の国境解放で、

壁の意味が微妙になってきた

こともあり、出国自由化の法案審議が始まりました。が、手違いでスポークスマンが、まだ法案成立もしてない話を自分ですら訳わからん状態で発表してしまった結果、

ベルリンの壁の往来が自由になる

とか言っちゃいました。そりゃもう一大事ですよ。マスコミ食いつくに決まってます。

記者「これはいつから適用されるんだ?」

スポ「いつやるか?今でしょ!

自分の面子を守るためか、見栄張ってダメ押しの一発

マスコミ即刻大発表。ベルリンの壁を強調して煽りまくります。

壁に殺到する民衆。すごい剣幕で大群衆が押し寄せます。

もう国境警備隊ごときの手に負えません

観念して国境の開放をとりあえずしておきました。

が!

今度はつるはし持った集団登場。レッキングクルーです。ダメ押しに

大量の重機が押し寄せて壁の破壊活動開始!

もはや誰にも止められない、間違いと適当と誤解の連鎖が生んだ

ベルリンの壁崩壊

となりました。

 

僕だけじゃなくて壁も勘違いしてたんですね!

・・・すいません。

 

ありがとうございました。

 

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