週末電波料理です。今日は比較的普通に牛すじ丼を作ります。手間かかるようで、その実放置系料理の牛すじですが、やり方を間違えるとクッサ~イ加齢臭ともつかぬニオイが残ります。牛すじカレーならカレー臭ですね!すいません反省はしてますがきっとまた同じことします。
山岡さんのように、
「この牛すじ煮込みは出来損ないだ、食べられないよ」
的な無茶を言う人に出さない限りは誰でも作れる簡単料理です。んじゃ、いきます。
牛すじ丼
材料
牛すじ肉・・・溶けるので結構多めでいけます。今回は600gほど。
しょうが・・・でかいの2個使いました。臭み取り1号。
たまねぎ・・・1個。ねぎだく好きなら2個。3個は・・自己責任で。
唐辛子・・・2本くらい。さや割らなくてもいいです。臭み取り1.5号。
ごはん・・・適宜。ぴっかりほっかりコシヒカリ。
醤油・・・適量。塩分のとりすぎはあなたの健康を損な・・略。
料理酒・・・引火するのでスピリタスとか危険です。臭み取り2号。
みりん・・・臭み取り3号として使うのでみりん風調味料は戦力外通告。
牛スジ丼の注意事項
- 牛すじは煮込むと固形成分が相当減るので、それを見越して量決めてください。蒸発してどっかいく訳じゃないですが、相当溶けます。だからカレーが美味しいんですね。今回は違いますが。
- 本来の牛すじ肉は「アキレス腱」です。中国産とか全部「ハラミのカス部位」だったりしますので注意してください。でもぼくは見分けつきません。
- できれば長ネギの青い所もあるといいです。臭み取り4号。うちの長ネギは旅に出てたので今回は探しませんでした。
- 臭み取りでみりん使うので煮込みます。みりん風調味料は長時間加熱で変質して苦くなるので、本物のみりん使ってください。黄色いマフラーは偽者です。
ぼく牛すじ、オーストラリアからこんにちは
オージービーフのロゴが新しくなりました、ってシールが貼られてました。ぼくとしてはツッコミ所はそこじゃなく、
オージービーフブランドで牛すじまで輸出してた
という事実だと思います。初めて知りました。ちなみにこれ豚ロース切り落としより高いです。日本人カモられてます。クジラ観光業が廃れたらオージーホエールとか売り込んでこないか心配です。嘘です、方便です。トラストミー。
すじ肉は水から下ごしらえ
丘の物は熱湯からやれといいますが、牛すじは魚みたいに水からやります。いきなり熱湯にいれると「味が封じ込められる」ように、臭みが封じ込められるんだと信じてます。臭い人かくまってもいいこと無いんで出て行ってもらいましょう。水から一気に煮出して臭み取り第1段階です。
ぼこぼこ煮立ててアクと臭みを取る
ここ重要です、テストに出る位。強火でたっぷりのお湯で一気に煮立てます。どこに潜んでたんだって位出ます。おたまでお湯ごとじゃんじゃん捨ててください。このお湯も捨てるんで。どうせ捨てるからといって放置してると臭くなります。染み付いたニオイは・・・厳しいです。弱気弱火だと意味ないんで強気でいってください。
湯気と一緒に臭みが飛ぶので絶対にフタをしちゃ駄目です。臭みと借金取りは居ないほうがいいです。借金してないですけど。
生姜やみりん等も使いますが、一番の臭み取りはフタをしないことです。
5分ほど煮立てたら洗う
あんまり長くやると牛すじの旨みも溶け始めるので、5分くらいでザルにあけます。
最低でもぬるま湯で牛すじをこすり洗いします。冷たい水で冷やしてしまうと、「冷めて味が染みる」ノリで臭みが入っていく気がします。人類と臭いとのアルマゲドンなので油断しちゃだめです。
気になったらもう1度、5分煮立てをやります。今度は冷やさない為に、ぬるま湯くらいになってから投入するといいです。中国産だと3回やってもまだ領海から出きらないアクが出きらないことあるそうです。
2回目です。ほとんど出なかったのですぐ終了しました。さすがオージービーフ!
柔らかくなるまで茹でる
今度はちょっと少なめのお湯で煮ます。多くても蒸発しちゃうだけなので適当でいいです。少しだけ煮立ててください。微妙に残ったアクが出ますので捨ててください。蒸発するからってフタしちゃ駄目ですよ。水分少なくなったら水足します。
アクが出なくなったら、微妙に煮立ってる位で放置プレイ。小一時間煮込みます。水が無くならないように注意です。フタは駄目です。
海上自・・臭み取り要員の出番
もう煮るだけの臭み取りは限界なので、生姜、唐辛子を投入します。気持ちの問題ですが5分ほど経過したら、次はたまねぎとみりん、料理酒を追加。30分ほど放置です。
最終兵器、醤油を投入
30分経たなくてもいいです、たまねぎが溶けそうなくらい柔らかくなったら、醤油をだばーっと入れて、もう30分ほど放置します。
完成!
いい色になりました。カレーじゃないですが、暗くなってきたんで照明付けたら、こんな写真になりました。
ごはんに盛り付けるもよし、おつまみにしてもよしです。
以上、牛すじ丼でした。なんか今回は手間かかりましたぬ・・
ありがとうございました。