読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ニワトリとタマゴ 重箱の隅の戦い

重箱の隅をつつくような、どうでもよさそうな細かい話やネタ話。おもいついたら即暴走。

「よろしくお願いします」という言葉に潜む強制力

今日も重箱の隅がおいしいです。さて、この言葉、何かと使う機会が多いと思います。社交辞令の代名詞とでも言いましょうか。実に当たり障り無く、自分にも相手にも感情の起伏が特に発生しない、プラスにもならないがマイナスにもならない便利な言葉。といった認知かと思います。


ですが、重箱の隅をつつく人間にとっては、あまり好きではない言葉です。時と場合によりけりですが。とはいえ日常使うし、使われます。使ってるうちに自分でも忘れます。生きていくには仕方のないことです。

よろしくお願いします

 定義上の「よろしく」という言葉の意味

「よろしくお願いします」という言葉は、短縮して「宜しくです」という形でもよく使いますよね。よろしくの部分を省略して「お願いします」と言ってしまうと、大分ニュアンスが変わってしまいます。


ところで、よろしくの意味を広辞苑で調べてみると、以下の4種類です。

よろしく【宜しく】 
1.ほどよく。適当に。
2・挨拶の語。
3.すべからく。まさに
4.いかにも・・・のように。

 他の名詞を組合わせない、単体で用いる「よろしくです」についてなので、4番は除外します。

 

「ほどよく。適当に。」と「すべからく。まさに。」(1と3)

取り巻く状況によって使い分けられます。親しい人同士や、さほど重要ではない案件であれば1であり、上下関係が存在する場合や重要な案件であれば3になります。

 

友人「くつみや、じゃあ後でよろしくな~」

親しい間柄で特に重要度が高い案件でもない。(1)

 

同僚「くつみや、その書類よろしくな」

比較的親しいが仕事のことなので重要度が高い。(3)

 

社長「くつみや君、例の女の子の件、明日までによろしくな」

内容の重要度に関わらず、すべからく。まさに。

 

挨拶の語(2)

初対面の時やメールの文末等、なんとなく使う定型フォーマット。

 

新人「はじめまして、よろしくです」

そのままズバリ、挨拶です。

 

メール「以上、よろしくお願いします」

謙譲の意味をこめて文末に設置するフッター。

 

社交辞令的に使われる「よろしくです」と「よろしくお願いします」は、こんな感じかと思います。で、だから何だといいますと。以上を踏まえてまとめます。

 

支配的なのは「よろしく」ではなく隠れている「お願いします」であり、暗に相手の拒否権を認めない

  強度の大小はあれど、共通しているのは相手に対して「お願いします」をして、それに対するアウトプットの強制を暗示しているということです。挨拶にしても、「(自分や会社や製品等を)よろしくお願いします」という意味ですね。ここにも隠れている単語があります。

 

ビジネスや様々な役割として、「よろしくお願いします」が権利だったり、お願いされるのが義務である場合も有ります。ですが、そういった状況でない場合において使われると、重箱の隅的人間には納得がいかないのです。「好意や有志の行動に対して強制を暗示するのか?」と。実際は社交辞令的に使う場合がほとんどで、強制を意識的に示唆する人は少ないと思います。あくまで無難な言葉として選択された「よろしく」なので、そこに悪意は無い訳です。でも、この言葉を使うとき、少し期待しちゃいませんか?相手が結果を出してくれることを。実行しないという選択肢は取らないで、と。これを強制ととるか社交辞令ととるかは人次第ということです。

 

以上は重箱の隅的な極端な話だったかもですが、日常においてごく些細な、言葉の真意のすれ違いから、人と軋轢が生じてしまった経験、ありませんか?改めて気をつけようと思う、くつみやでした。

 お付き合いありがとうございました。

Copyright © 2015 Niwatori To Tamago Jyuubako No Sumi No Tatakai

All rights reserved .

S.kutsumiya@gmail.com